仕事内容 WORKS

モルタルは、セメントと砂と水を混ぜて作るペースト状の材料で、建物の工事ではいろいろな使い方があります。

一つは、接着剤のように使う方法です。
タイルや石を壁や床に張り付けるとき、タイルの裏にモルタルを塗ることで、しっかりくっつけることができます。
この場合、モルタルはタイルを支えるだけでなく、接着の役割も果たします。

もう一つは、下地として使う方法です。
下地用モルタルは、仕上げ材を張る前の土台として塗り、壁や床の凹凸を平らに整えます。下地が安定していれば、タイルや塗り壁などの仕上げ材も長持ちします。

つまり、モルタルはくっつける役割と、支える土台の役割の両方を持つ、とても大切な材料です。

タイルを張るための下地を作るために、下地を平らにし、タイルをしっかり支えるようにモルタルを塗ります。

厚さは約3～10mmくらいで、仕上げ面が平らになるようにコテでならし、モルタルが少し柔らかいうちに作業するのがコツです。

この下地を作る作業は左官（さかん）さんの仕事に近く、ただ平らにするだけでなく、水が流れるように少し傾けて作ります。

接着剤をコテで塗って、タイルを張っていきます。

きれいに見えるように、タイルの位置をよく考えて並べることが大切です。

タイルは、床だけでなく、壁や階段、玄関、ポーチなど、いろいろな場所で使われています。

タイルを張り終えたら、タイルのすき間に「目地材（めじざい）」を入れます。

目地材をゴムのコテなどでしっかりと塗り込み、すき間をうめていきます。目地を入れることで、タイルが剥がれにくくなり、水が入りにくくなります。

仕上げに表面をきれいにふき取って、完成です。